10月2日、タイ旅行の合間の1日バラマンディ釣行に行って参りましたので、報告します。

実は、バラマンディ釣行は2度目で昨年オーストラリア・ティナルー湖へ挑戦し、
惨敗したので、今回はリベンジを意気込んでました。
(ティナルー湖は、出れば10`オーバーとの事前情報で行ったのですが、
なんと現地ガイドの人もティナルー湖では釣ったことがない。という無謀な釣りでした。
ということで案の定惨敗でした。)

今回、バラマンディの釣り場は、管理釣り場です。
50m〜100m四方のマッディな池が10個ぐらいあって、バラマンディが飼育されています。
元は養殖目的だったのですが、そこで釣りをしてしまおうというすごい発想のようです。

ガイドさんによるとバラマンディの最近の状況は、スレてなかなか厳しいとのこと。
昨日は、別のライギョツアーがあったが、ノーフィッシュだったらしい。
釣り場に着く前から不安な話を聞き、またもや惨敗か?という悪夢が脳裏に浮かびました。

釣り場までは高速道路を経てバンコク市内から1時間ぐらいで着きました。
当日の天気は、曇りで、たまに雨がパラパラ降り、いかにも釣れそうな感じ漂う印象でした。
釣りを始める前に、どんなルアーがいいか聞いたら、持っていった中のX−80、ワンテン、バイブレとか、
基本的にリップが小さいものがよく、池が浅いのでリップの大きいクランク系、シャッド系はNGとのことでした。

いくつか池がある中で、ガイドさんが、2つめの池に行こうとのこと。さあ、釣り開始!
北西風が吹いていたので、X−80で、風下側を狙って攻めました。
岸際には、ベイトが沢山いて、いい感じでしたが、
30分以上キャストを繰り返すも、まったく当たりなし。。。

キャスト後、たまたまラインがガイドに絡んだので直しているとと、ラインがゆっくり移動している。
竿を上げ、確認したが、根ガカリ?いややっぱり移動してる、合わせても走る様子もなく、ゆっくり移動してる。
え?なに?もっと力をいれるとフックアウト。え〜、くやし〜。
でもそんなびくともしないぐらいバラマンディってでかいの??この時点では、半信半疑でした。

その後、池を一周し、ショートバイトや、うろこがフックに引っかかってくる事は、あるものの乗らない。
ガイドさんは、パラソルを立て椅子に座って釣りをしています。
うわさには、聞いたけどタイの人は楽して、釣りをしますよ〜。ほんとに!かつ、ルアーチェンジがやたら早いです。

頑張りましたが、日が高くなり、バイトもなくなり、ガイドさんのいるパラソル付近で、休憩中していると、
ガイドさんが、スピナーベイトに黒いジグをつけて「変なルアー」って自ら言いつつキャストをし始めました。やる気ないな〜この人はと思ったら、なんとヒット。うそ〜!!ありえん!

なにやら竿を僕の方に向け、代わってくれるとのことです。何度も断りましたが、
屈辱ながら代わってもらったら、すごい力!

なんじゃこら。バスとは大違いです。ものすごいパワー!
水中でのヘッドシェイクはあまりしませんが、ひたすら力がつよく、寄って来たと思ったら、何度も走ります。ジャンプも大迫力です。

何分か掛けて、足元のなだらかな所に引き上げました。
キレイな魚だ〜。さすが神の魚と呼ばれるだけのことはある。体高が高くてめちゃかっこよかったです。
僕の釣った魚には入らないので、本意ではないけど、一応、写真を撮影(複雑な気分)。
サイズは70Upでした。



魚のサイズから判断し、池の岸際ドシャローには居れずに、沖に群れているのではと思い、
バイブレーションにチェンジし、沖攻め開始。
その直後、目の前の沖をバラマンディが2メートルぐらい右から左に大ジャンプ!!
なんや〜!!
もしかして、おれのルアーにヒットしたんか〜。と思ったら、その通り!
しかしまた痛恨のバラシ。その後も、バイトがあって、乗った!と思っても、またバラシ。
ガイドさんに、「ルアーのリアフックが小さいから、大きいのに替えた方がいい。」
と言われスティンガー56の#4にチェンジ。確かにフロントは#6だがリアは#8でした。

それが良かったのか、すぐにバイトがあり、ついに乗った〜。めちゃ引く。
ロッドがバッドから曲がってる。
「ゆっくり疲れさせて!慌てないで!」とアドバイスされ、
5分ぐらいかけ、引きずりあげる。72センチ。4.5キロ。



よっしゃ〜!!初バラマンディーだ〜!タイまで来たかいあったよ〜。
TDバイブサイレント。リフト&フォールのリアクションバイトでした。
なんかコツが分かってきたぞ。
ルアーを見ると、傷だらけやし、30ポンドリーダーもぼろぼろになっている。
歯はない様なんですが、口の骨が硬く、魚体に擦れていることを想像させます。

釣れると他の釣り人が急に近くに寄ってきて、キャストできる範囲が狭くなったので、
ちょっと移動し、再度、バイブレーションのリフト&フォール。すると即座にバイト。
力強いバラの走りが伝わってくる。
この引きにもだいぶ慣れ、ロッドワークにも余裕が出始め、無事ランディング。
これも72センチ、4.5キロ。同サイズ。

満足しつつ、昼飯です。その間に釣り人が次から次へ来て、池群は銀座状態になってます。
でも各池でキャストを繰り返しているが、なかなか釣れてはいない様子。
昼食後、池に戻る途中で、別の池の風下ポイントに、ちょっと試しで、キャストすると3投目にヒット。
やたら走る、走る。明らかにさっきより引きは強い。でかいのか?
寄せてきてみると、思ったよりは、でかくない。でも70Up。71センチ。4キロでした。

ガイドさんが、「もう小さいの釣っても、面白くないでしょ。でかいのがいる所に行く?」
もちろん即答で、「行く!!」
その池は7キロ、8キロオーバーがいるとのこと。でも、なかなか釣れないが。。。とのこと。
場所は、池群の最奥部、道がまだ舗装されてない。雨でドロドロの部分もあり。
ガイドさん達は、舗装されている池の西側に行こうとしたが、僕はもちろん、風下優先の
南側のドロドロ道の方へ。泥が靴の裏にベットリくっついて、靴が3倍ぐらいの重さになってました。
釣りバカだなと感じた一瞬でした。



するとすぐガイドさんにヒット!しかし直後にバラシ。
いるのはいる。確信できるのに十分だった。
池を半周する間に2回のバイトがあったが、のらず、うろこだけがかえってきた。
あとから話を聞いたが、池には1500匹ぐらいおり、とんでもなく沢山いるとのこと。
そのため、体にスレで引っかかり、うろこのみが帰ってくることが、多かった様です。

しばらくすると風が強くなり、北の空には、黒い雲が。本格的スコール直前の予感。
荒れてきたので、サイレントよりは、ラトル音があった方が、いいかと思いラトル入りバイブにチェンジ。
もちろんフックは前後とも、スティンガー56#4。準備は万端。

ついに雨が強くなり、スコールが本格的になった時。
あかんわ、もう終わりやな〜と思いつつ、ラストキャストやと思いキャストをする。
たのむ!釣れてくれ!その時、ついに願いが通じた。強烈なバイト。ロッドが引きずり込まれる。
さっきまで70クラスを3匹釣った(ガイドさんに釣らせてもらった魚は除く)が、比較にならない。
まったく寄ってくる気配がないくらい、パワーがすごい。

みんなパラソルに隠れて、雨除けをしてる。そのなか一人雨に打たれつつ格闘!!
前方へ2メートル以上の大ジャンプする姿を見て、なんやこいつは引っ張られてないつもりか?と思えた。
10分ぐらい経過し、ようやくリーダーとの結び目が見えるようになってきた。
たのむバレてくれるなよ。という思いとは裏腹に、バラマンディは最後の抵抗をなんども繰り返す。
ようやく観念したか、ついによってきて、足元に引き釣り上げた。








デカイ!!86センチ、9キロ。
大満足し、まだ少し時間はあったが、終了としました。
ガイドさんから、「最後の1本出て良かったね〜。あと1本欲しい時に普通はなかなかでないもんだよ〜。」
という言葉に、喜びもひとしおでした。
リーダーを見ると、60センチぐらいがぼろぼろでした。

今回、自分なりに考えてみると、やはり小さいため池で、毎日攻められてかなりスレているのは、
事実であると感じました。食性で食わすというよりは、リアクションで食わせた方がいいと思う。
このことをもっと早く分かれば、もっと釣果を伸ばすことができたかもしれません。

また、今回はシーバス用スピニングタックルを使用しましたが、もし次回があるならば、
ガチンコの引っ張り合いを楽しむべく、ベイトタックルでチャレンジしたいものです。

ここには、某有名釣具メーカーの人や、有名釣り人等、かなり多くの方が来ているそうです。
みなさんも、一度、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
キレイな魚体、強い引きに、きっとやみつきになると思います。私もすでにその内の一人です!

ではまた。

■今回の使用タックル
MT76L ナイロン14ポンド+フロロ30ポンドリーダー
■ヒットルアー
TDバイブ黒金サイレント
バイブレーション−Xウルトラ


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